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第67回日本伝統工芸展京都展(日本工芸会、朝日新聞社など主催)が14日、京都市下京区の京都産業会館で始まる。陶芸や人形など7部門の入賞16点を含め、入選196点と遺作1点が展示される。16日まで。
ガラス作家安田公子さん(44)=大阪市=は、日本工芸会新人賞を受賞した被硝子切子鉢(きせがらすきりこばち)「糸遊(いとゆう)」を出品した。新型コロナウイルスの感染拡大で外出機会が減った分、家にこもり、いつも以上に集中できたといい「削りの深さを段階的に変え、色の柔らかさを表現した。光の当たり方や、細かな線にも注意して見てほしい」と語った。
13日に内覧会があり、受賞者や関西外国語大(大阪府枚方市)の学生らが訪れた。学生らは、作品の写真を撮影。伝統工芸になじみのない若者らに関心を持ってもらうため、SNSで発信するという。3年椿(つばき)佳菜子さん(20)は「心が落ち着いた。友達にも伝統工芸の良さを味わってほしい」と話していた。
入場時間は午前10時~午後7時(16日は午後4時半まで)。入場無料。問い合わせは、京都府文化財保護課(075・414・5905)へ。(吉村駿)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル